【2024年12月勉強会】「ワークサポートケアマネジャー」


イベント詳細


テーマ

「ワークサポートケアマネジャー」

講師

  • 日本介護支援専門員協会 常任理事 大島康雄 先生
  • ㈱ネクスド ご近助テラス札幌 ワークサポートケアマネジャー 秋場隆章 先生

概要

ワークサポートケアマネジャーとは、家族等の介護を抱えている社員等が、仕事と介護を両立できる社会を目指し、社員等が介護をしながら意欲的に働けるようサポートする、ケアマネジャーの資格を有する専門職で、介護の相談の経験を活かし、企業で働く職員の介護問題について、直接家族などの介護相談に応じたり、企業における職員の介護支援体制づくりに協力するなどの活動をしています。

勉強会では、その詳細を教えていただきました。

少子高齢化が進み労働人口が減少する昨今、介護を理由に仕事を辞めざるを得ない、いわゆる「介護離職」が社会問題となっています。

企業の熟練者が親の介護に直面して、社員も企業も「どうしよう!」となることがあります。
企業の社長も、社員も、初めは介護に関する知識はほぼゼロなので、何がわからないのかわからない状態です。
企業としては離職されたら困るので、仕事と介護の両立に向けて、社員と話し合い、どのくらい休み、いつ復帰し、どのような働き方をするか(短時間勤務や在宅勤務含む)、計画を立てることが大切です。
その際、介護の専門家の知識と助言があれば、企業様と社員様だけで考えるよりも、計画を立てやすくなります。
また、社員様が直接介護の専門家に個別相談する機会があっただけで、離職を思いとどまったというケースもあります。
その役割を担うのが、ワークサポートケアマネジャーです。

人材や、人材が有している知識・技術・人脈等の属人的知的資産が、介護離職により失われることは、企業にとって存続を揺るがすほどの甚大な損失です。
介護に直面しても離職せずに働き続けられる制度や環境を整えることは、企業経営の持続に欠かせません。

ワークサポートケアマネジャーの活用は、仕事と介護の両立策の一環であり、仕事と介護の両立策は、BCPの一環でもあります。
企業の事業継続は、持続可能な社会の実現に直結します。

当研究会としても、高い関心を持って、介護離職を課題とする企業や、働きながら介護をする方々の支援に取り組んでまいります。

知的資産経営研究会勉強会「ワークサポートケアマネジャー」

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